さびき釣りの奥深さ
【さびき釣り】と言えば初心者というイメージです。テクニックは不要で魚が回遊してくれば誰でもかかるからでしょう。
しかし私のイメージは覆されました。
投げサビキを目の当たりにしたからです。
堤防から遠投しサッパを釣りまくる。それを見ていた横の人からそのまた隣の人までもが、次から次へとサビキ仕掛けを遠投していく。そしてかかる、かかる。
魚を針から外す手際の良さ、また投げる、釣る、針から外す。
どんどん釣ったサッパを餌にして、さらなる大物を釣り上げていく。
と、同時に同じ堤防の物欲しそうな初心者におすそ分けを与えてくれる。
なんなら、オモリの選定や投げ方までアドバイスしてくれる。
これぞサビキダンディズム!
わたし、完全にさびきを誤解していました。
こんなにカッコイイさびき釣りもあるんだ。
釣りの世界には、主にルアーでやってますとか、ダンゴ釣り専門とかの人がいるけど、
サビキをめっちゃやってる人って、見かけない。というか堤防でサビキ=初心者マークな気がする。
なぜか、堤防で並んでいる人達に、初心者という事をなるべく悟られないようにしたいと思ってしまうのは、私だけだろうか?
モタモタ仕掛けを準備したり、絡まった針を解いたりしている時に、横からの目線が気になってしまう。
チョイ投げで上手く飛ばなかったりすると、今の絶対見られてた!素人だと思われた!と、恥ずかしくなる。
思うに、皆一列に並んで釣っているわけだから、人と比べたりしても意味はないのに、あっちも釣れてる、そっちも、となると、釣れない自分は焦ってくるのか。
何か釣れると4.5件両隣までガン見してくるではないか。
もちろんこっちもそうするわけで。笑
回遊魚も満足に釣れないのに、次のステップへいくのは烏滸がましいだろうか。
などと考えながら、今日も初心者は釣り雑誌を読んで精進しています。